kintone devCamp 2019 ― IoT ハンズオン
kintone へのデータ入力デバイスとして SORACOM LTE-M Button を組み合わせるハンズオンです。
ハンズオン概要
あらゆる業務改善を支援するプラットフォーム “kintone” へのデータ入力方法は、主に PC やスマホ、そして外部システムとの連携が使用されます。
そこに IoT 技術を組み合わせることで、より省力化、より確実にデータの記録が可能となり、新たに集まるデータで業務改善の幅を広がることは間違いありません。
例えば愛知の自動車部品の製造などを手掛ける旭鉄工さんは、製造ラインの状況報告を SORACOM LTE-M Button にしました。
Wi-Fi などの設備が無くとも、このボタン一つで即座に現場のデジタル化を実現しています。
本ハンズオンでは、すでに市販されている「どこでもボタン」 SORACOM LTE-M Button の「ボタンを押した」というデータを kintone に記録していくハンズオンです。
ハンズオンのゴール
ボタンは「シングル押し」「ダブル押し」「長押し」というデータを送ることができるため、kintoneアプリ上で識別できるようにしてあります。
SORACOM LTE-M Button とは?
SORACOM LTE-M Buttonは、省電力型のモバイル通信 “LTE-M” と、組み込み型 SIM “eSIM” を内蔵した「どこでもボタン」を実現するボタン型デバイスです。
Wi-Fi や Bluetooth のような事前設定をしなくても、クラウド連携が可能となります。電源は交換可能な単4電池2本で、小型で持ち運びも可能です。接続するセンサーやクラウドに合わせて3モデルあります。
詳細は SORACOM LTE-M Button シリーズ をご覧ください。
ハンズオンに必要なもの(持ち物のご確認)
- 外部の Wi-Fi に接続できる PC
- OS は問いません
- 最新の Google Chrome が利用でき、プロキシサーバ設定などが変更可能なもの)
ハンズオン運営からお貸しするもの (要返却)
- SORACOM アカウント x 1
- SORACOM LTE-M Button x 1
作業前の準備
SORACOM LTE-M Button を借りた方
- ハンズオンに必要なもの がお手元にそろっているか確認してください。
SORACOM LTE-M Button 持ち込みの方
- 有効な SORACOM アカウント x 1
- 持っていない場合: 有効なクレジットカード(1枚) と、ハンズオン会場で確認可能なメールアドレス(1つ) を利用し SORACOM アカウントの作成 の手順に沿って作成します。
- SOARCOM アカウントに登録済みの SORACOM LTE-M Button x 1
- 未登録の場合: 【ステップ1: SIM管理の画面から Enterprise ボタンを確認する】のみ を行って登録します。
作業: 目次
作業: あとかたづけ
SORACOM LTE-M Button を借りた方
- SORACOM LTE-M Button を運営に返却ください。
- SORACOM ユーザーコンソール上で行うことは特にありません。
SORACOM LTE-M Button 持ち込みの方
特に料金に関する設定項目を OFF にしてください。
- SORACOM Harvest Data の料金について
- 本ハンズオンで使用した SORACOM Harvest Data は、 実際の通信の有無によらず SORACOM Harvest Data が利用可能状態の SIM(Button) の枚数に応じて日当たりの料金が発生します。詳しくは SORACOM Harvest Data のご利用料金 をご覧ください。
- SIM グループの設定で SORACOM Harvest Data を “OFF” にすることで、翌日以降の料金が発生しなくなります。または SIM グループを削除することで、当該 SIM グループに設定されている機能をすべて OFF にすることができます。
- 蓄積済みデータは SORACOM Harvest Data を OFF にしても残りますが、保管費用はかかりません。ただし、標準ではデータ発生から 40 日後に削除されますので、その前にデータエクスポート等を行うようにしてください。
- SORACOM Beam の料金について
- 本ハンズオンで使用した SORACOM Beam は発生したリクエストに応じて料金が発生する完全従量課金制サービスです。詳しくは SORACOM Beam のご利用料金 をご覧ください。
- SIM グループの設定で SORACOM Beam が “ON” になっていたとしても、リクエストが発生しなければ料金は発生しませんが、 “OFF” にする、もしくは設定や SIM グループを削除することをおすすめいたします。
MEMO: 運営側のあとかたづけ
- SIM グループの削除
- [SIM グループ] > 当該の SIM グループ > [高度な設定] > 削除
- 削除するためには [SIM 管理] からボタンに紐づいているグループを解除する必要があります
- SORACOM Harvest Data のデータの削除
今後の自習方法について
- 本ドキュメントはイベント後でも閲覧いただくことができます。
- 運営側で準備した Amazon API Gateway / AWS Lambda / kintone の環境はイベント終了後に停止しますが、以下のドキュメントから同等の環境を構築することが可能です。
[EoT]